治療と設備

緑内障用治療用YAGレーザ手術装置 SELECTA duet (2008年9月導入)

選択的レーザー繊維柱帯形成術 (SLT) とは?
・ 房水(眼内の水)の流出経路である繊維柱帯(フィル ター部分)につまっている色素細胞のみを非加熱照射し、房水の流れを良くし眼圧を下げる治療法です。

・ 繊維柱帯構造や無色素細胞には影響を与えずに房水流出抵抗を軽減します。

・ 眼圧が上昇すれば、繰り返し治療出来ます。

・ 治療後、すぐに日常生活が可能です。

・ 所要時間は5分程度です。

・ 低侵襲で合併症もありません。

・ 約70%の患者様に眼圧下降効果が得られます。

・ 通常術後1ヶ月ぐらいから効果が現れます。

・ 費用は、1割負担の方で約1万円、3割の方で約3万円です。

SLT開発者のDr.Latina と2009年San FranciscoのASCRSで

with Dr.Latina
with Dr.Latina
SLTの勉強会
SLTの勉強会
米国から来てくれたインストラクターと

平成22年4月の下記の報告がその契機になりました.

Intraocular Pressure Measurement Precision with the Goldmann Applanation, Dynamic Contour, and Ocular Response Analyzer Tonometers
Ophthalmology Volume 117, Issue 4, April 2010, Pages 730-737
 
角膜厚がGoldmann Applanation眼圧の測定値に影響を与え,角膜の硬さなどもGoldmann Applanation眼圧の測定値に影響を与えると考えると,Goldmann Applanation眼圧にたいする信頼が揺らぎだし,DCTの導入となりました.
40年前に開発されたアナログのGoldmann Applanationから 5年前に日本に導入されたデジタル眼圧計DCTへの移行で,
これは アナログの血圧計がデジタルの血圧計に変わったのと同じ流れで,避けがたい変化と考えたからです.
 
今まで眼圧が低いのに、視野欠損が進行していた患者さんの眼圧が意外と高かったり,逆に眼圧が高く治療していたが,視野進行が見られなかった患者さんの眼圧が低かったりと,納得することが多々あります.
 
Elliot M. Kirstein,OD,FAAO が平成23年9月当院にインストラクションに来てくれました。
DCTのメーカーZiemer の社長と開発者
DCTのメーカーZiemer の社長と開発者

超音波乳化吸引装置を更新しました。 CENTURION SILVER SYSTEM (2021年10月)

2014年5月に導入した超音波乳化吸引装置が7年経過したので  更新しました。 7年間市場にさらされているだあけあって完成度は高いです。 手術による惹起乱視がほとんど起こらないのには驚きました。 創口にたいする負荷が少ないようです。 1962年桑原安治が開発した, ねじれにより発生する超音波による破砕と同じ仕組みの OZIL モードを使うことができるのは 桑原安治先生の後輩にとっては 喜びです。

手術用顕微鏡を更新しました。20年来使用してきたZeis の顕微鏡へのサポートが難しくなったので2013年8月に更新しました。当時新型のLumera に移行する時期でしたが,慣れ親しんだ旧型の最終バージョンを入手しました。

2013年11月 3D VFT2 -3D ビジュアルファンクショントレイナーを導入しました。

開業以来20年 要求される広い暗室が確保できず 導入できなかった HESS (各眼筋の運動制限、遅動、過動を測定する装置)の代用品です。 シノプトフォアの機能も併せ持ちます。 メーカーは 「両眼開放下と広い視野という最も日常視に近い状態で、様々な検査及び訓練がこの一台で可能です。」と歌っています。 時間を取らずに患者さんに負担をかけずに気軽に検査でき,また,当院では今まで得られなかった情報が得られ,プリズム眼鏡の処方にも重宝しています。

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